ひとことにWordPressの静的化と言っても、実際のWebサイト運用では求められる要件が多数あります。espar では柔軟な静的化を行えるよう多数の機能を用意しております。
部分静的化
特定のページのみを静的化することができます。またページに限らず、特定の画像やCSSファイルだけをクロールすることもできます。
また、TOPページからhtmlを解析するだけでは辿り着けない箇所にあるファイルを転送する為に使用することもできます。(robots.txtファイルなど)
自動静的化
espar では「毎日深夜2時15分に」「偶数月の10日の朝9時に」など、あらかじめ決めた時間に自動でサイト全体の静的化と反映を行うことができます。(最小間隔は1時間)
静的化履歴
管理画面で静的化の履歴を閲覧することができます。設定や静的化の所要時間、エラーの発生有無なども確認できます。
プロキシ(動的ページの共存)
問い合わせフォームやサイト内検索などの動的な要素が含まれるページが存在する場合、当該のページのみは WordPress が応答したかのように見せかける代理応答機能(プロキシ機能)を搭載しています。
プロキシ機能により、サイトの全ページが静的化できなくても静的化のメリットを最大限に受けることができます。
クロール除外
サイト全体を静的化する際に、明示的に対象外指定とすることでサイト全体の静的化時間を短縮することができます。
正規表現で指定する事も可能です。
404ページ指定
よくある静的化ソリューションでは404ページは静的化されませんが、ページが見つからない場合の404ページの表示に対応しています。
WordPress側で404ページを表示するパスを指定すれば当該ページを404発生時に表示するようになります。
JavaScriptレンダリング
esparの静的化では JavaScript をレンダリングする事も可能です。
SPAや昨今のフロントエンドフレームワークを多用したサイトでは、JavaScriptが実行されなければクロール対象のリンク先ページやリソースのURLが分からない場合があります。
このような場合でも espar は JavaScript を実行しURLを抽出することができます。
但し、以下のような場合は JavaScript のレンダリングだけで取り漏れを防ぐ事はできません。
- JavaScript実行時にランダムに背景画像のURLパスが生成されるページ
- <a>タグのhref属性にリンク先URLパスが記述されておらず、onClickイベントで動的にURLが組み立てられるページ (espar crawler は指定箇所で明示的に onClickを発生させられない為)
WordPressプラグイン
更新時の静的化操作をWordPress内で行えるよう専用のプラグインをご用意しています。(細かな設定等は専用の管理画面にログインが必要)