任意のWebサイトを特定日時の状態そのままにアーカイブして残すサービス「espar archive」を提供開始
2023年1月31日 株式会社フィードテイラー 代表取締役 大石裕一
Webサイトの静的化ソリューション「espar」を提供するフィードテイラー(本社:大阪市北区、代表取締役:大石裕一、以下当社)は、指定した日時でWebサイト全体の内容をそっくりそのまま保存・ホスティングするWebサイトアーカイブサービス「espar archive」を2023年1月31日より提供開始することを発表します。
当社が保有するWebサイト静的化技術は、2017年のサービス開始以来、上場企業様・公的機関様・大学様・地方自治体様等のサイトに導入され、各サイトでの第三者攻撃の無効化と理論上の最高速度応答によるサイト高速化を実現してきました。
Webサイトの静的化とは、アクセスの都度CMSが応答するのをやめて、あらかじめCMSサイトの全ページをhtml化したものを別サーバにホスティングして応答させる技術です。つまり、CMSで構築されたサイトの複製を生成する技術と言えます。当社が独自開発した静的化エンジンは、サイト規模が数千、数万ページであっても、再現性が高くかつ高速に静的化できることを特徴としています。
この度新たに発表する「espar archive」は、この当社の静的化技術をWebサイトのアーカイブ(保存/保管)に応用するものです。
特定日時のサイトの状態を全ページそっくりそのまま複製し、さらに別ドメインを割り当てて当社専用サーバにホスティングします。これにより、特定日時のWebサイトをその時の状態のままいつでもブラウザで振り返ることができるようになります。これは、Webサイトの「スナップショット」を取ることを意味しています。
具体的には例えば、上図のように、あるサイト https://www.example.com/ の2023年1月1日のサイトの状態をそっくりそのまま https://20230101.www.example.com/ のアーカイブURLで保持することができます。当該URLをブラウザで開くことで、同日のサイトの状態はどうだったかをブラウザ上でいつでも振り返ることができるようになります。
通常、Webサイトの過去状態をそっくりそのままブラウザで閲覧可能な状態で保持することは、専用のサーバ構築や設定、データベースや画像ファイル等の複製等、非常に煩雑な作業を伴います。espar archive は、データベースをエクスポートしたり、各種データをzip化して保存するものではありませんが、その代わりにサイトをそっくりそのまま複製をとって保管することによって、実用的な形でWebサイトの過去状態を保持します。
また一般的なレンタルサーバでもバックアップサービスは存在しますが、過去のデータに巻き戻すのみであり、サイトが過去どうであったかをブラウザで閲覧可能な状態で保持し続けるものではありません。espar archive は、新聞社が新聞の縮刷版をバックナンバーとして別途出版するように、Webサイトの過去状態をそのままアーカイブURLで残します。ブラウザ上で表示されるテキストや画像やPDF等の取得も可能ですので、サイト更新やリニューアル時に誤って削除してしまったデータの復旧用途にも活用することができます。
当社は espar archive を通して、Webサイトのアーカイブを残すという新たな価値を創出していく所存です。
■ 利活用シーン
espar archive は以下のようなシーンで活用頂けます
- サイトリニューアルに際し、リニューアル前の過去状態を記念に残しておく
- サイト閉鎖に伴い、サイトを完全に破棄せずに念の為に保管しておく
- 定期的にサイトのスナップショットを取り、過去サイト状態のエビデンスとする
- 有事の際の一時的な退避先サイトとする
■ 料金体系
□ 初回アーカイブ
- 初期費用 : ¥160,000
- 月額費用 : ¥500
□ 追加アーカイブ
- 初期費用 : ¥160,000
(詳細については espar archive 料金 のページをご覧下さい)
■ 詳細情報
espar archive 概要 ページをご覧下さい。
■ 株式会社フィードテイラーについて
2017年よりWebサイトの静的化サービス「espar」を開始。その後、静的化技術に関連するサービス「espar form」「espar dns」をそれぞれ2019年、2021年にリリース。独自開発した静的化エンジンはスピードと品質に定評がある。
■ 本リリースに関するお問い合わせ
株式会社フィードテイラー info+espar [at] feedtailor.jp