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先日発表したプレゼン資料共有サービス SlidrsiOS版クライアントの最新版 v1.1.0 を公開しました(Slidrsについてはこちらのリンクをご覧下さい)。主な追加/変更ポイントは以下の2点。

  • 自動閲覧・手動閲覧のモード切替インターフェース変更
  • 自動閲覧中の追尾時間調整機能

Slidrsの発表時のUSTREAMでユーザの皆さんから頂いたコメントを元に、自動閲覧モードにおける快適さをUPさせる機能拡張を最優先にもってきました。

 

■ 自動閲覧・手動閲覧のモード切替インターフェース変更

前バージョンでは自動閲覧中に画面に触れた瞬間に手動閲覧モードに切り替わっていたのですが、これにワンクッション置くようにしました。

こんな感じで切り替える前にパネルを出すように。ここの「手動閲覧モードに戻る」を押さない限りは手動閲覧にはなりません。パネル表示中の自動追随は継続。パネルを消したい場合はパネル部分以外の場所をタップして貰うだけでokです。

 

■ 自動閲覧中の追尾時間調整機能

自動追尾中に画面タップすると現れるパネルに

現在時刻や調整用のインターフェースが追加されました。この機能の意味について以下、ご説明します。

Slidrsの特徴の一つに、発表者のページめくりに同期する自動追随がありますが、発表者と参加者が同じ空間にいない場合、つまりUSTREAMやニコ生を併用して遠隔セミナー参加的な事をやっている場合に「タイムラグ」がどうしても気になってしまいます。会場の様子を動画/音声配信する一方で、資料の配信はSlidrsで…という使い方をすると便利なのですが構成上どうしても遅延が発生します。

動画/音声のストリーミングの方が一般的に大容量を転送しないといけない為に、ネット越しの遠隔参加者は遅れて見ている訳ですね。そこにSlidrsは別のルートで「はい!次は3ページ目!」みたいな軽量なデータを同期するもんですから、Slidrs によるページめくりが先になっちゃう訳です。そうすると、

(ページがめくれる)あれ?なんだ?このページは?
(遅れて動画/音声が届く)あぁ、その話しなのか…

みたいな事が起こってしまいます。そう、一般的に「目にするもの」と「耳にするもの」について、前者の方が早いと凄く違和感があるのです。後者の方が早い場合は余り違和感がない。…ので、タイムラグによる違和感を参加者側で是正出来るようにしたのが追尾時間調整の機能です。

Slidrsのスライドが少し早いなぁと思った時は、こんなふうに設定してやると違和感がなくなるという事ですね。(常に3秒とは限らない。少しずつ遅延を増やしていき最適な遅延を調整する)

先ほどの頭を使って解説するとこんな感じ。

厳密でなくても、適当に5秒とか10秒とかに設定して、動画/音声よりSlidrsの自動追随スピードが遅くなるだけで違和感無く快適に視聴する事が出来ます。まぁ一番良いのは、USTREAMの動画内に会場の時計を表示して貰って何秒程度遅れているか分かるようにするって事なんですけどね^^;

 

という感じの主に2つですが他にも色々調整を施して Slidrs v1.1.0 としてリリースしました。かなり参加者側の快適度が上がったのではないかと思います(遅延設定は必要になりますが)。

参加者にもっと分かりやすくプレゼン提供したいなぁ、データ配布も手軽にやりたいなぁというセミナー主催者の方やプレゼンテーションを行われる方、いらっしゃいましたら是非 Slidrs をお使い頂けたらと思います。くわしくはオフィシャルサイトを御覧下さいませ。

 

さて最後に、今回の機能(特に追尾時間調整)で実際どれだけ快適になるかを体験して貰うべく、以下の要領でまたまた発表会を開催したいと思います。宜しければお手元のiPhone/iPadに Slidrs v1.1.0 をインストールして頂いた上で御視聴頂けましたら幸いです。

タイトル Slidrs v1.1.0 新機能発表会
日時 2012年6月20日(水) 12:15〜 または 14:15〜 のそれぞれ30分程度
ストリーミング USTREAMのslidrsチャンネル
資料 Slidrsのセッション#119

今回はお昼休み時間中に開催とさせて頂きます :-)