御愛顧頂いている電子書籍ビュワーのBook+の次バージョン(v1.2)で搭載予定の新機能ブックマーク機能について紹介したいと思います。

ブックマーク機能は多くのユーザ様に御要望を頂いていた機能です。最初から搭載出来ていれば良かったのですが「理想的なブックマークとは何だろう?」という議論がなかなか収束せず、v1.0 でも v1.1 でも搭載を見送っていました。

…が、次のv1.2でようやくお届けする事が出来ます!

© 2010 sunshinecity, Flickr

ブックマーク、つまり「栞(しおり)」は一般的にはページを記憶する為のモノです。iBooksではその考え方を忠実に再現していたりするのですが、僕らはこう考えました。

ブックマークの対象はページだけではない

その結果、PDFデータやコミックデータ等の形式に関係なく、どんなページのどんな箇所にも付与できるというBook+ならではのブックマーク機能が実現しました。

実際に使用している様子を見て頂くのが一番だと思いますので、以下の動画をご覧下さいませ。

このように任意の箇所にブックマークしたり、コメントしたり、削除したりする事が出来ます。色も選択出来るので、三色ボールペン読書法などをされている方にも便利にお使い頂けるかも知れません。

対象はBook+で開けるデータであれば何でもokですので、例えばZIPやRARなどのコミックデータで特定のコマにブックマークを貼ったりする事も可能になります。感動の名セリフのコマにブックマーク…ってな使い方が出来る訳ですね。


(コンテンツは有名なWeb漫画 胎界主から。作者様から許可を頂いて掲載しております)

また、Book+の初期バージョンから備えているマルチページビューと組み合わせると更に便利になります。こんな感じ。


16ページ同時表示の状態。ブックマークも表示されるので、自分がどこに注目していたかが俯瞰できる

全体を見渡しつつ自分が着目した箇所も俯瞰出来ます。これは従来の読書ではなかなか出来なかった事ですね。

ちなみに、表示の設定で「ブックマーク表示」をオフにしてやると非表示にも出来ます

この通り、

何も付与されていない、綺麗なオリジナルを見る事が出来ます。(ブックマーク表示設定のオンオフはデータ毎に指定可能)

 

という訳でBook+のブックマーク機能についての御紹介でした。

Book+では名前の通り、既存の読書体験を大事にしつつ、デジタルだからこそ出来る読書体験をまさにプラス(+)する事にこれからもこだわっていきたいと思います。新しいブックマーク機能を搭載したv1.2の公開まで今しばらくお待ち下さいませ。