僕は余り英語が得意ではありません。元開発者なので技術文書をはじめとしてある程度の「読み」は余り問題ないのですが、逆に「書く」方は残念過ぎるぐらいに苦手です。

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でも iOS アプリ開発をやってるとアプリ内に出てくる文言や AppStore での紹介文、ヘルプなど、英語で「書く」ことは必ず必要になってきます。これなくして World Wide に販売するぞ!なんて言えない訳です。

これまでは翻訳のプロに直接お願いしてたり、コスト削減の為にGoogle翻訳等を駆使したリとやってきたのですが、スピード感だったり、品質だったり、価格だったり、どこかで満足し切れない自分がいました。賃貸で、立地と間取りと家賃のいずれも満足な物件を見つけられないのと同じですよね。全部満足なモンってそうそう無い。

ところが!!!

来ましたよ、来ましたよ。これね、マジやばい。自分的に本命と思えるサービスを知ってしまったのです。「世界中で信頼される、本当に使える翻訳を低価格で手軽に依頼できるサービス」と銘打って提供されている、

です!!

今弊社では、新作のアプリを開発中でそろそろ英語周りを揃えて行かないとなと思ってた所で弊社 @itok_twit (おなじみPictShareの作者です) から教えて貰ったもの。まぁこれが凄いのなんのって。早さ、品質、価格の3軸が全て満足できるサービスだったのです。余りに気に入っちゃって(というか時間が限られていたという実際問題もあり)、ここ1,2日の間に3回も利用させて貰いました。

 

ちょっと凄さを知って貰いたいので紹介してみたいと思います。もう最初に書いちゃいますが、時間を節約したい方で official な英語を手軽にGETしたいなら mygengo 使いましょう。いきなり Final Answer です。

そんな mygengo は、オンラインで全てが完結する翻訳サービス。もちろん有償なんですが非常に合理的に設計されていて分かり易い&使い易い。1文字幾らという計算でコースが3つ。明朗会計ビジネスのお手本ですね。

コースを選んで翻訳して欲しいテキストを入力すると、キータイプする毎に値段が出て(文字が増える毎にちゃんと料金が増えていくのも面白い)、

最終確認後は mygengo から翻訳完了の通知メールが来るのを待つだけです。シンプルですね。

僕は最初、新作 iOS アプリ内に予め入れておくヘルプPDFの日英翻訳をお願いしました。文字数にして386文字。簡単なヘルプだけですのでね、そんなに多くありません。Pro コースで依頼して、2000円弱。高いか安いかは人それぞれですが、自分で翻訳する手間、対面でプロにお願いするやりとりの手間を考えれば、凄く安いと思いました。時間、重要ですから。

で。

驚きなのは早さです。お願いしたのが朝の10時5分。まぁ1,2日待ってれば良いかなぁって思って、他の雑用してメールを見たみたらビックリ。

もう、終わってるやん!!

時間は10時19分。15分ですよ、15分。まぁ、確かに文字数からしても実時間を計測すれば確認作業も含めてそれぐらいなのでしょう。でもですよ、僕がこれまで翻訳依頼時にやっていたメールのやりとりとか、調整とか、そういうの一切無しな訳です。かかってるのは実時間のみ。しかも処理開始までの待ち時間ゼロ。

文字通り瞬殺ですね。何かボール投げてみたらフルスイングでいきなり打ち返されたみたいな。んで、「翻訳が正しいかどうか確認して承認して下さいねー」とメールが来る。

システムも良く出来ていて、翻訳依頼1件ごとに「案件」として専用のページが出来るんです。そこでやりとりをします。出てきた翻訳文は「承認」するまでは画像で表示されていて、「承認」するとコピペ可能なテキストとして表示されるようになる。巧いこと出来ていますね。

修正依頼もその場でやり取り出来るようになってます。翻訳タスクに関する情報全てが専用ページに「案件」として集約されているので、分かり易いんですよ。これが従来のやり方だとメールや電話ベースになるから、記録は残らないし、整理はしにくいし他の情報と混在してしまう訳ですが、さしずめ Trac や Redmine のチケットに似たこの仕組みは、記録が残る安心感と自ら整理しなくても整理されている心地良さがあります。

「あの翻訳どうだっけ?」って mygengo のサイトを見れば、何文字で何円で原文が何で訳文が何で翻訳者とどんなやり取りをしたかが全部残ってる。しかもRSS配信までしてくれてるという。超便利ですね。

 

こりゃ良いわーという事で、次にほぼ倍の量を試しに Ultra コースで依頼。15時47分に申込。どのへんがウルトラなんだろう?と待っていたら17時35分にレス到着。

コメント:こんばんは、よろしくお願いいたします。
翻訳された英文をより自然なものに仕上げるため、
「xxxxxxxxxxxx[開発/デザインされた]」
「xxxxxxxxxxxx[システム]」
と、[ ] かっこ内のような単語を入れても差し支えないか確認がしたくコメントで質問をさせていただきました。
原文に忠実な訳にすることもできますので、そちらをご希望の場合はその旨方針をお伝えいただけたら幸いです。

と、品質向上の為の確認ですよ。実にUltra!!超ウルトラっ!!

もう、入れてください、入れちゃって下さい。という事で即時回答。翌日2:04に翻訳完了のお知らせ。Ultra は時間もじっくりかけているらしく、mygengo側内部翻訳レビュー有りの2人体制で品質は安心です。じっくりしっかり作りたい英文にどうぞ的な。

普段は Pro コースで良いかもですね。お客様の購買に繋がるタッチポイントや、ほんとにオフィシャルな場面では Ultra が良いかもです。一番安い Standard は…使っていないので正直分かりません。また試してみたいと思います。

 

という訳で、翻訳サービス mygengo をザザザっと紹介してみました。品質・スピード・価格が満足できる事は前述した通りですが、更に凄いのは mygengo のおかげで僕自身の感覚として、翻訳依頼に対するハードルがビックリするぐらいに低くなった事です。

ゼロと言っても良いです。これが本当に大きい。今まで手間であるゆえに出来なかった事が、ある部分ではもう躊躇する必要が無くなる訳ですから。冒頭で「やばい」と書いたのはコレが最大の理由。人があるアクションに感じてた敷居を下げるって凄い事だと思うし社会的意義も大きい筈なんです。だから mygengo やべーと。社長さんとお近づきになりたいですわ、ホント。

まぁ、英語が不可欠な世の中になるのは既定路線ですから、そりゃ自分で全部書けるに越した事は無いですけどね。でも、そこに至るまでの時間節約と機会増大という意味で mygengo は「アリ」なサービスだと思いました。超オススメです。