何故そんなにAppleに偏ってるんですか…と、最近よく聞かれるので書いてみようと思います。

弊社フィードテイラーは、社内Win禁止Macのみ、事業は関西/大阪では珍しくiOSアプリ開発専門という Apple に偏った体制を取っています。Winもやりませんし、Androidもやりません。先日KDDIから発表されて話題になりましたが WindowsPhone が市場に溢れてたとしてもやりません。

徹底して Apple 一色です。

全員 iMac 27 inch ですし、ディスプレイは Apple製 LCD Cinema Display ですし、キーボードも Apple 製。社内のサーバは Mac mini ですし、ルータは AirMacExtreme で、AppleTVも置いてます。一番外回りが多い僕のノート型コンピュータは MacBookAir(上の写真ではちょっと古くてMacBook)で、 iPhone / iPod touch / iPad は社内に無論全シリーズ揃ってます。

入社して貰う人はプライベートもMacである事が条件で、必要とあらば買い換えて貰う為の資金も出します。@kumatch に入社してもらった時はその典型ですね。(Happy My Mac 制度)

ここまで来ると、単に社長が Apple 製品好きなだけというのが在りがちな理由なんですが弊社の場合は少し違います。何故 Apple なのか。

 

Appleがコンピューティングの未来を作っているから

 

これが大きな理由です。ジョブズがAppleに復帰してからの製品の数々は様々な物に影響を与え、未来を創りだしてきました。iPod もそうだし、iPhone もそう、iPad もそう、OS もそうでしょう。ヨドバシに足を運んで物色しても、多くの物のそのどこかに Apple 製品の模倣を感じてしまうのは何故でしょう。

ありとあらゆるスマートフォンは iPhone 的だし、全てのタブレット型端末は iPad 的であるし、様々なデスクトップOSの新しい機能はすべからく MacOSX 的。ここ数年のコンピューティング史の多くの場面で常にAppleが先駆者であり未来の形成者である事の証左と僕は考えてます。

弊社は「世に無いモノを作り出し世界を変える」をコンセプトにしていますが、それは未来を見据えるからこそ出来る事だと思っています。だから敢えて、未来を作ってきた Apple の世界観に身を浸しています。これでもかというぐらいに。そこには気持ちの良い理想的なマン/マシンコミュニケーションと、未来を感じさせる何かがあると信じて。

 

そんな風に Apple どっぷりな年月を過ごして感じた未来の一つが、エンタープライズにおけるドキュメント共有のあり方。そこにSYNCNELというソリューションを自社商品として投下したのが2011年2月の事で、早くも半年。もの凄い反響と数々の導入実績と数多の競合製品の登場は、感じた未来が正しかったからこそと思っています。

 

そして今、また別の分野で新たに感じている未来があります。アラン・ケイは「未来を予測する最善の方法は、自ら未来を創る事だ」と言いましたが、感じた未来をもし自らの手で作り出す事が出来ればこれに勝る喜びは無いでしょう。

Apple が指し示す世界観に便乗するというと聞こえが悪いですが、世界を変えたいと思うなら世界を変えているモノの近くにいる事が一番です。だから弊社は Apple に執拗なまでに偏った体制を組んでいます。

これが「なぜ Apple なのか」という質問に対する僕なりの答え。この選択が正しいのかどうか、それは弊社の今後をもって実証していけるのかなと思っています。