Book+の機能を紹介するシリーズ。6回目の今回はPDF閲覧周りでの細々(こまごま)とした機能を幾つか御紹介させて頂きます。これまでの5回はBook+独特の特徴的な機能について御紹介してきましたが、今回は他のリーダと同様の機能も搭載しておりますよー的な。

 

■ PDFでのテキスト検索

自炊したものをOCRにかけて取り込むのはよくやる事でして、やっぱりPDFは検索できた方が良いですよね。という事で、こんな感じになってます。以下は、検索ボタンをタップした後の検索文字列入力ダイアログ。

「ランク順」というタブが見えますが、これは独自のロジックでスコアリングしてマッチ率の高いページ順に表示するという仕組みです。スコアリングするのは少し変わった所かも知れませんね。

「ページ順」ってのは言葉通りです。あと、当然ながら検索履歴も保持(青い本のようなアイコン)しますので一度検索したものは何度でも再利用可能です。

結果の一覧から一つを選択してタップすると、

こんな感じでだいたいの場所を表示してくれます。表示の瞬間はウニョーっとアニメーションします。

 

■ PDFのインデックス表示

こだわりの自炊派の方はOCRにとどまらず、自分でインデックス情報(目次)を付与したりもしますので、こちらも対応しています。表示しているPDFにインデックス情報が内包されている場合は、

こんな風に表示されるようになっています(項目をタップすると当該ページにジャンプ)。階層構造をもったインデックスでも見易くインデント表示されているのがお分かり頂けるかと思います。

 

■ PDFのトリム対応(切り取りBOX/メディアBOX)

更に更にこだわる自炊家の方はこちらのサイトで紹介されているような、Adobe Acrobatを使ってソフト的なトリム(余白部分を除いた領域のみを表示領域に設定すること)をされる場合もありますので、これも対応しています。

例えば、もともと見開き表示で

こんな感じだった自炊PDFに、Acrobatで余白部分を明示的に指定してPDF再出力の上でBook+に読み込ませると

こんな風に余白が無くなって読み易くなります。Acrobatで予め設定をして頂く必要はありますが、トリム情報が含まれる場合は自動的にトリムした状態(「切り取りボックス」モードと言います)で表示するようになっています。もちろんBook+内で、ソフト的なトリムを一時的に解除するってな切り替えも可能です。(ちなみに上の2つの画像はあえてぼかしています。実際の表示はクッキリハッキリです)

 

…と3つ書いた所で文章量が結構なボリュームになっているのに気が付きました。まだ書きたい事があるのですが、改めてまた御紹介させて頂きたいと思います。

第5回までのエントリのように、見た目的に分かり易い機能も搭載しつつ、今回のような細かな機能についても結構作り込みがなされています。快適な読書環境の為ならばどんなハードルにも挑戦してみよう…、そんな開発方針で追求を続けたいと思っています。

 

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