本日、新作アプリをリリース致しました。AirLibと書いて「エアリブ」と読みます。ひとことで言うと、iPhoneのカメラロールをデスクトップ(MacでもWinでも)のブラウザからアクセスしてしまおうというアプリ。対象はiOS6.0以上となります。

手前味噌ではありますが、AirLibの便利さは一度味わうと手放せません。僕は開発途中バージョンから常用するようになり、無くてはならないアプリになりました。特にブログを書いておられる方には超絶便利なアプリに仕上がってるように思います。

そんな新作アプリ AirLib について以下、簡単に御紹介致します。

 

AirLibを開発した経緯

皆さんは iPhone で撮影したカメラ画像をPC/Macに持ってくる為にどんな方法を使っていますか?

  • USBで接続して取り込む
  • Dropbox等のクラウドサービス経由で持ってくる

が大半だと思います。でも、僕らはある時、思い至ったのです。

ブラウザでカメラロールにアクセス出来たら便利じゃね?

と。元々のキッカケは、去年の社内忘年会で弊社 @kumatch が「PC/MacからWiFi経由で直接画像を簡単に入れれたら良いのに。ブラウザとかで。」とボソッと言った一言でした。忘年会だというのに、やっぱり技術的なネタで盛り上がるのは避けられず、出来そうかどうかの議論が少しあって、実は入れるだけじゃなくてダウンロード出来ても便利だね〜、と話は拡がり即プロジェクト始動と相成りました。

今回の開発担当は最速の人 @sumihiro です。iOSなアプリも書けるしWebも書けるというオールラウンダーなのでまさにピッタリなアプリ開発 :-)デザインはお馴染みメタ・グラマーさんにご協力頂きました。

 

AirLibで出来ること

USB接続してなくても、インターネットに繋がってなくても、同じWiFi環境下にあれば、Mac/WinのブラウザからiPhoneのカメラロールにアクセスが出来ます。つまり、

  • ブラウザからiPhoneのカメラロールに画像アップロード
  • ブラウザでiPhoneのカメラロールから画像ダウンロード

ってな事が出来るようになるという事です。

例えばiPhoneで「画面キャプチャ撮りました、ブログでレビュー書きます」とか「旅先でiPhoneで写真撮りました。さぁブログ書くぞ」という時に活躍します。USB接続もしてないのに、ブラウザからiPhoneのカメラロールがこんな風に見えちゃう訳ですね。(以下の例はSafari)

ブラウザでiPhoneのカメラロールを直接見ているという様子になります。GETしたい写真をクリックで写真を選ぶと

その写真が表示されて、

右クリックでPC/Mac内に保存したり、あるいは直接PixelMatorにDrag&Dropしていきなり画像編集ってな事も可能です。USB接続もしてないし、Dropbox等にuploadする訳でも無く、iPhoneからPC/Macに直接、画像転送完了です。必要なのはWiFiで繋がっているという事だけ。

アップロードの画面ではこんな風にDrag&Dropしてやるだけで、iPhoneのカメラロールに当該画像が投入されます。

アップロードを受け付けたiPhone側はこんな感じの画面になります。この時点でカメラロールに画像が追加されています。

このようにAirLibは、普段からiPhoneとPC/Macとの間で画像のやりとりが発生しているような方に便利にお使い頂けると思います。しかも操作は凄く簡単で、インターフェースはブラウザベースなので環境を選ばないってのもポイントです。

 

AirLibの基本的な使い方

初期設定から、使えるようになるまでを御紹介。

AppStoreからダウンロードしてまずはアプリを起動。初回起動時に

初期の設定を求められますので、

(僕の独断と偏見で書いちゃいますが)こんな感じで設定しておくのがお勧めです。やっぱりダウンロード/アップロードの両方をしたいですよね。んで、完了をタップして初期設定は終了。…するとこんな画面。

実にシンプルです。ちょっと心配になるぐらい何もありません。でもそれはAirLibが簡単なアプリである事の裏返し。思わず、スイッチをオンにしたくなりますよねぇって事でおもむろにオンすると以下のようになります。


×印でガイドを消せば右のようなシンプルな画面に

iPhone側はこれにて準備完了。

次にPC/Macな環境でブラウザを起動し、AirLibの画面に表示されているURLを入力します。

Enter!で当該ページにアクセスすると、

認証コードを入れるよう促されますので AIrLib のiPhone側画面にある Auth Code の数字4桁を入力して、Submit をクリックします。

でん!最初に表示されるのはアップロードする画面。ダウンロードする為に上部の「Album」をタップすると….

冒頭で御紹介した通り、カメラロール内の写真一覧が表示されるって訳です。丸裸ですね。GETしたい写真をクリックしたら後は思いのまま。例えば、そのままDrag&Dropで画像編集アプリに渡してあげても良いでしょう。

レタッチソフトのPixelMatorにDrag&Dropで直接渡そうとしているところ

PC/Macに1つずつしか画像が取り込めないの?と思われた方の為にも、複数同時ダウンロード機能を御用意しています。

こちらをクリックした後、ダウンロードしたい画像を任意の数だけチェックしてやると、(zip化された形で)まとめてダウンロードする事も可能です。

 

AirLibの応用的な使い方

カメラロール以外へのアクセス

ブラウザから見れるのはカメラロールだけではありません。AirLibの設定から

こんなふうに、フォトストリームやアルバムを明示的に指定する事も出来るようになっています。

iPhoneからiPhoneに写真を渡す

AirLibを使うとiPhoneのカメラロールにブラウザで直接アクセスできます….。という事は、ブラウザは別にPC/Mac上のものでなくても良い訳ですね。そう、iPhoneのブラウザでも大丈夫です。iPhoneのSafariから見ても、

こんな感じにカメラロールの中身を丸見えに出来ます。画像を選んで、長押し&保存で取り込み完了。これってつまりiPhone間で写真の受け渡しをしているという事なのですけど、写真を渡したい側がAirLibを持っているだけでokですから、両者が同じWiFi環境下にいる場合は写真の受け渡しもやり易くなると思います。

尚、URL入力が面倒臭い場合は、お相手iPhoneにQRコードリーダアプリが入っていれば、AirLibの画面上のQRコードを読み取った上でSafariで開いて貰うという方法もあります。

弊社のQRコードリーダアプリ CodeScanner で読み取っている例

あ、もちろんブラウザであれば何でもokですので、Androidでもokですね :-)

写真だけでは無く…

設定画面のiPodへのアクセスをONにしてやると、ブラウザ上のMusicのタブから

こんな感じの事が可能に。ご自分のバックアップ用に楽曲(動画)をPC/Winに保存する…ってな時にお使い頂けます。DRMがかかっているものは流石に出てきませんので、あしからずご了承下さい。

 

さいごに

という事で、iPhoneのカメラロールにブラウザ経由でアクセス出来るようにしてしまう新作アプリ AirLib の御紹介でした。有料の250円となっております。普段からiPhoneで撮った写真をMac/PC上で編集/加工するという使い方が多い方には、かなりの作業時間削減効果があると思いますので、是非是非お試し下さいませ。

AirLib 1.0.1(¥250)App
カテゴリ: 仕事効率化, ライフスタイル
販売元: feedtailor Inc. – feedtailor Inc.(サイズ: 3.8 MB)
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