[書評] 夢をかなえるゾウ

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2月2冊目の書評。

4870318059 夢をかなえるゾウ
水野敬也
飛鳥新社 2007-08-11

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何だか今年は良書に巡り会えている気がします。★5つ。いわゆる自己啓発系に属する本ですが、ファンタジーな要素(?)が盛り込まれた小説仕立ての物語。

 

「成功したい」と思いながら何も行動を起こせていない主人公の元に、数々の成功者を陰で支えたと自称する謎の神サマが現れます。主人公は数々の教えを受けて少しずつ成長を重ね、最後には成功の兆しを見せて幕を閉じる….そんなハッピーストーリー。

 

ありがちですねぇ、と侮る無かれ。従来のビジネス書でさんざん言われてきた事の多くを網羅しつつ、行動を起こさせる不可思議な力がこの本にはあります。

  • 人が欲しがってるモノを先取りする
  • トイレ掃除をする
  • 一日何かをやめてみる
  • 自分をほめる
  • 人の長所を盗む

確かに、どこにでもありそうな言葉です。

…が、従来の本とは異なるのは、小説だけに感情移入がし易く、頑張る主人公に自分を容易く重ねられること。それ故に新たなアクションを起こしている自分が想像しやすい。っていうか先取りして体感している感覚になれる程….と言ったら言い過ぎかも知れませんが、著者の筆力がそう感じさせる程に素晴らしい。

ビジネス小説にしたから行動が促され易いとかそんな単純な話ではない、著者の力を感じた次第です。

 

「これまで色んな本を読んできた。でも今の自分は余り変わってない、もっと変われていた筈…」

そんな思いを少しでも持った事のある方には是非とも読んで頂きたい本です。なぜ、変われなかったのか、なぜ思った以上に変われなかったのか…がハッキリと分かります。僕も目が醒める思いでした。

 

もし自分が変われるとしたら、行動して、経験した時や。
知識を頭にいれるだけでは人間は変われへん。

 

この本で僕が一番印象に残った言葉。この本は知識を得る為の本ではありません。行動を起こす為の本です。

世間や他人に反応するまま生きるのではなく、自ら take action する勇気を奮い立たせてくれる良書と言えるでしょう。この本のおかげで、僕も幾つか新しい行動を起こせました。(これはまた別エントリで….)

[書評] 「感性」のマーケティング

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大量に本を買っては読み買っては読みを繰り返している2008年。既に読了しているものからマーケティング本を一つ。

4569657176 「感性」のマーケティング 心と行動を読み解き、顧客をつかむ (PHPビジネス新書)
小阪 裕司
PHP研究所 2006-11-18

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良書です。★5つ。

自ら作り出している商品やサービスがあったり、既存のモノに新たな付加価値を載っけて提供するビジネスの現場にいる方に、是非とも手に取って頂きたい本です。

 

  • あるお店の売上が前年比30倍になった
  • 破損して不良品となった商品が定価のまま売れた

こんななかなかありそうにない事も、ヒトの「感性」というモノに働きかけるだけで実現可能である事を、実例を交えながら強く強く強く!説いているのが本書。

ヒトを観察し、ヒトの心の動きを想像し、ヒトの言動の源泉を思い描き、とにもかくにもヒト、ヒト、ヒト。

商品が悪いから売れない?値段が高いから売れない?

それは決して違うと著者は断言します。間違った考え方であると。商品やサービスのせいにしてはいけない、売れない原因は「お客様の消費行動のデザイン」を行っていない事にある。

 

ヒトの行動がなければ売上はない
そしてその行動を生む源泉は感性である。

 

自分の提供する商品やサービスを手にしてくれるお客様が、どんな人で、どんな風に商品に興味を引かれ、どんな風にお金を支払い、どんな風にそれを使い、どんな風に喜びを感じ、どんな言葉を残すのか…

想定し得るお客様が、脳内で映像化出来るぐらいに想像できること…、商品とお客様の出会いを序章とする物語を描ける程でなければならないと、説いているような気がしました。

 

お客様になりきる。

 

ビジネスの基本に改めて目を向けられた感じでしょうかね。

また本書は、抽象論だけではなく、感性でビジネスを組み立てる為に使える3原則や、今すぐに出来る3つの取り組みなど、具体的なアクションについても言及されており、読了後にすぐ行動が起こせるような本になってます。

読み終えた僕は、「お客様はどう思うだろう?どう感じるだろう?(購買という)行動を起こして貰う為にもっと何が出来るだろう?」…と以前にも増して考えるようになっていました。

 

また良い本に巡り会えたと思います。これを読み終えた直後、開発中のソフトウェアに比較的大きな変更を加えた次第。それが営業先で良い評価を得た事を最後に付け加えて書評とさせて頂こうと思います。

[書評] 大人が知らない携帯サイトの世界

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ずいぶん前に買って放置状態だった本。

4839924767 大人が知らない携帯サイトの世界 ~PCとは全く違うもう1つのネット文化~ [マイコミ新書] (マイコミ新書)
佐野 正弘
毎日コミュニケーションズ 2007-09-08

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自分的には★4つ。ひとくちにインターネットと言っても、PCから見えるインターネットとケータイから触れるインターネットとでは全く世界観が異なる…。それを各種の統計やエンドユーザーを含めた関係者へのインタビューを交えつつ、iモード創成期からケータイサイトに関わってきた筆者が綴る新書。多分、1時間ちょいで読み切れます。

普段PCをメイン、ケータイを使うとしてもサブぐらいの扱い、例えばケータイでmixiを見る程度…とかそういうスタイルの人間には新しい発見が多いです。

インターネットの事がよく分からないという世代(ウチの親なんて典型ですが)の方々から見たインターネットって、こういう感覚なんでしょう。

あ、全然、違うわ。この、楽しみ方、分からねぇ…

と、恐らくPCを理解できない(興味がない)方々がPC=インターネットの我々に対して持つのと同じような感想を、僕はケータイ=インターネットという捉え方をしている方々に対して持ちました。この本を通して。

ケータイ小説とかプロフとか、実態は理解できるけど、その中にどっぷり浸かれるかと問われたら完全にNO。単純な時間軸的切り口で世代の格差って言い切ってしまうのもどうかとは思いますが、世界の違いを改めて強烈に感じたのは否めません。

 

だから無関心のままでいよう……とはいかないのが難しいところですね。

ケータイ=インターネットという世代が社会進出をしてくるのは間違いない訳で、特に学生が主である今のケータイ世代が社会人となり資金力を持てば経済的な影響力は計り知れません。その意味で、ネットに少しでも関係のある立場にあれば、理解できないだの、どっぷり浸かれないだのと、言ってる場合では無いんでないかなぁと自戒の意味も含めて思った次第。

 

ずいぶん前に読んだ

4844322958 Mobile2.0 ポストWeb2.0時代のケータイビジネス
宮澤 弦 椎葉 宏 片岡 俊行
インプレスジャパン 2006-08-31

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は、いわゆるPC世代の評論家が書いた書籍だったので、これに比べるとよりリアル感があるでしょうかね。ケータイの世界と、その世界のお客様であるケータイ世代を理解する為のちょっとしたヒントを得たような気がします。

書評 : 効率が10倍アップする新・知的生産術ー自分をグーグル化する方法ー

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これはどうしても紹介しておきたい本。自分の生産性を上げたいと考える全ての人にお勧めしたい書籍です。本屋で平積みされている事も多いのでご存じの方も多いでしょう。

4478002037 効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
勝間 和代
ダイヤモンド社 2007-12-14

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結論を先に書いちゃいます。星は5つの即買い本。特に知的な生産性に興味のある全ての人が分かり易く実用的な書籍として楽しめること間違いない!と言える良書です。

副題にグーグルという言葉が含まれいる事から、IT系・デジタル系ツールのノウハウ本だろうなと想像てしまいそうですが、実態はかなり異なります。

無論デジタルなツールの活用は大前提としていますけど、アナログなツールも随所で併用しながら、両方の良いとこ取りをしたらこうなる…的な知的生産術の新スタイルを見る事が出来ます。

書籍冒頭にある著者が使っているツールとそれを装備した写真は圧巻。生産性向上を図る完全武装とはこういう事を言うのでしょう^^

 

一貫している事ですが、全ての記述が具体的なので次に起こすべきアクションが明らかです。抽象論に終わらないので読んでいて本当に気持ち良い。

本書で勧められている、グーグルの活用とか、ノートPC(僕の場合はMacBook)を補助記憶装置と位置づけて常に持ち歩く事とか、細切れ時間を使って読書するとかは、これまで自分もずっとやってきた事だったので目新しさは限られていたのですが、生活習慣人脈作りを知的生産と絡めて論じている5章と6章は本当に新鮮なノウハウでした。例えば…

生活習慣の技術3
睡眠時間をしっかりと確保し、情報整理とストレス解消に役立てる

[中略]
睡眠をしっかりと確保し、残った時間で出来ることをやったほうが、結果として歩留まりがよくなります

これこれ。

仕事が沢山ある事を理由に睡眠を削りがちになってる昨今ですが、かけた時間に対する生産性という意味では課題の残る日々をしばらく送っていました。それだけにズシリと響いた次第。

歩留まりがよくなる、つまり睡眠とってないと歩留まり悪くなる…と言われると勿体ない感が増して危機感が募ったという訳です(苦笑)

特に開発においては、ルーチン化したり、自動化する事で将来レバレッジを効かせられる時間の使い方をしているつもりですが、そもそもその過程に睡眠不足状態が根付いて歩留まりが悪くなってるのなら、何のための時間節約か・何のためにレバレッジを意識しているのか分からなくなりますよね。

無論、緊急事態や至急要件がある時にまで睡眠確保に固執するのは現実的ではありませんが、睡眠時間を優先確保した上で歩留まりの良い知的生産を行おうとする姿勢は重要であろうと感じた次第です。

 

ちゃんと寝ましょう。
明日への投資と思って寝る、きっとそういう事なのでしょう。

 

ほかにも書きたい事は沢山あるのですが、ひとまずこの一点だけにしておきます。具体的で分かり易い本なので1時間もあれば全部読めてしまいます。そこから得られるノウハウは半端ではなく、コストパフォーマンスの高い、かつ将来的価値の源泉になり得る情報満載です。おすすめ。

 

ちょっと褒めちぎり過ぎな感は否めないですが、知的な生産性向上が僕の生きるテーマでもあるので、自分の思い/考えにピッタリとハマったという事なんです。この本についてはちょっとまだ思う所(特に情報のインプットについて)がありますので、近々エントリさせて貰おうと思っています。

書評 : CakePHPガイドブック

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久しぶりの書評です。開発ブログとネタがかぶりそうな勢いですが、ご了承下さい。(色々と読了している本もあるのですが、じっくり書評を書きたいものばかりで少し下書きのまま寝かしています)

当社がウェブシステムの開発にあたって使う主要な言語はPHPです。相談or依頼されるウェブ案件は圧倒的にPHPが多いので、これなくしてはビジネスが成り立ちません。

そんなPHPをベースにしたフレームワーク(アプリケーションの開発の基盤となるもの)がCakePHP。言語そのものと同様、当社にとっても必要不可欠なモノとなりつつあります。このフレームワークについて書かれた初の書籍。

CakePHPガイドブック CakePHPガイドブック
安藤 祐介 新原 雅司 堂園 俊郎

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CakePHPを使うなら間違いなく買いです。

オンラインのドキュメントやチュートリアル、各所ブログの情報で事足りると言えば足りるのですが、この書籍によって全貌をザックリと眺めておくのは後々プラスに働く事になるでしょう。

単なるチュートリアル本という訳ではなく、CakePHPを初めとするフレームワークを導入する事の意味、セキュリティ全般の対策をCakePHPでどのように施すか、パフォーマンスをCakePHPでどのように改善するか…等々、CakePHPを背骨として、ウェブシステム開発に対する考え方から押さえておくべき事までをまんべんなく網羅してくれています。(その分、それぞれは深くないのですが…これは仕方ない)

関係する開発プロジェクトでCakePHPの採用を考えている方、最近になってCakePHPを使い始めた方にとっては必読書と言えるでしょう。文句なしの★5つです。

 

ついでながらCakePHP絡みで余談を一つ。

最近、CakePHPの中身を深く知るべくしてソースコードを順番に読み進めています。やはりフレームワークを理解する楽しみがありますし、先陣の英知に触れられる知的な刺激もありますから。

で、一人で続けるのも何だか寂しいので僕と一緒にCakePHPのソースコードを読み進めてくれる方を大募集中です。興味をお持ちの方はこちらまでご連絡頂けましたら幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。

書評 : SEOスタンダードガイド

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いつもお世話になっている大阪のSEOといえばココ!な(株)ヒューゴ加藤社長の著書「SEOスタンダードガイド」が発刊となりました。本屋で平積みされているのもよく見かけるのでご存じな方も多いでしょう。

なんとこの書籍を、加藤社長から直接頂いてしまいました!有り難う御座います!!早速ですが、読んでみての感想をエントリさせて頂きたいと思います。

SEOスタンダードガイド SEOスタンダードガイド
加藤 学 コンプレックス

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僕はこれまでにも結構な数のSEO関連書籍を読んできました。その経験を踏まえた上での感想になりますが、結論から申し上げるとこれは「買い」だと思います。っていうかSEOに少しでも興味のある方、業務上関係する方には是非とも手にとって頂きたい一冊です。

他の本には見られない特徴的な事として、「何故SEOをするのか」「SEOで上位表示するだけでは意味がない」という視点が至る所に鏤められているという点がありますね。売上が上がってなんぼ、conversionしてなんぼ…という一本の筋が通っています。

本来、売上向上や集客を達成する手段であるSEOを目的化してしまったテクニック論に終始する安っぽいSEO本とは一線を画しています。目的があり、SEOという技術的手段があり、その手段でもって最高のパフォーマンスで目的を達成する(つまり売上を上げてconversionを高める)為に必要な技術を解説します/理解して頂きますというスタンスな訳ですね。

SEOが意味を成さない場合がある事にも言及してみたり、SEOをマーケティングにおける戦術論として言及としてみたりと、SEOに取り組む「心がけ」にまで記述が及んでいる事が、この書籍の存在を非常に珍しく価値あるモノにしていると思います。

無論、SEOの最新事情を取り上げつつ、やるべき事、やってはいけない事の基本がコードレベルの細かい話までしっかり網羅されています。

SEOなんて分かってるよという方にも、これからSEOを始めたいと思っている方にも、お勧めできる良書です。まさに「スタンダードガイド」。SEOにおける教科書的な位置づけに持ってこれる書籍ではないかと感じました。★5つでお勧めさせて頂きます。

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