少し話題になっていますね。
Did You Know 2.0 (日本語字幕)
Did you know? -私たちは何も知らないやDid you know 2.0 私たちは子供達の未来の為に何ができるのか?で知ったものです。動画の伝達力はやはり素晴らしいですね。徳力さんも仰ってる通りですが、最近の色んな書籍で論じられている事がイメージ出来る貴重な作品。
この動画の文脈に、日本という国が言及される余地が全く無さげな雰囲気が何とも興味深いです。インターネットへの接続環境世界一のブロードバンド大国なのかも知れませんが、その上で受けられる恩恵を一番得損ねている国でしょうね、きっと。持ってるモノとそこから得ているモノの量の乖離具合が半端じゃない気がします。
動画の中で今のネットの成長具合を「exponential times (指数関数的社会)」という言葉で表現していてなるほどねぇと思った訳ですが、日本という国がそんな時代の流れに取り残されつつある気がするのは気のせいでしょうか。
もったいない。
何となく日本のインターネットって「広がり」を感じないんですよね。インターネットの中でも島国です、みたいな。先日「FastLadder」として英語圏に公開されたライブドアのRSSリーダーについても、そもそも「英語圏にも出していきたい」と経営者が意気揚々と説明して「おぉぉ、そうなんだ!!」と反応するお国柄もどうなんだっていう話です。(他社の事を言えませんが...スイマセン)
やっぱり、英語という言語の壁がこの国には大き過ぎるんだろうなぁ。僕も全然ダメダメですが。....英語でのインプットとアウトプットを日本語を扱うように皆が出来ていれば、日本にとってインターネットってもっと広いと思うんですよね。
先に書いた「最近の書籍」というのはこのあたり。
![]() | フラット化する世界(上) トーマス・フリードマン 伏見 威蕃 by G-Tools |
![]() | フラット化する世界(下) トーマス・フリードマン 伏見 威蕃 by G-Tools |
![]() | ウィキノミクス マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ ドン・タプスコット/アンソニー・D・ウィリアムズ 井口 耕二 by G-Tools |
言ってる事は真っ当なんですよ。インターネットすげーってのもよく分かる。でも、日本じゃありえないよなぁって最後に思うんです。これが僕の危惧する、日本が取り残されている感のする理由。
インターネットはそれを使う人がどの言語を使えるのかによってスケール感が物凄く異なっていて、得られる恩恵には確実に格差が表れるインフラ。同じインフラでも、電気や水道、交通網...のようなリアルインフラと大きく違います。使える言語によって肌身に感じる大きさが違って恩恵も違うインフラって他に無いんじゃないですかね。
だから、ネット大好きで英語が自由自在という人は最強ですよ。実際、友達に時々日本語を忘れてしまうくらい英語に浸かってるエンジニアがいるんですが、物事の考え方や感じ方が全然違いましたもんね。言葉で表現しにくいですが、僕のような日本に閉じこもってる人間は足下にも及ばなくって何だか遠い存在って感じ。
その友達は、自分以外は全員ユーロ圏出身エンジニアというロンドンの某企業に自分の力だけで転職&渡英しちゃいました。日本では可能性が最大化できないんですって。LinkedInというサービスをフル活用して英語で能力やキャリアを公開し、オンラインで筆記試験を受けて、skypeで面接...そんな感じですよ。他にも英語圏の色んな会社や研究所と接触しているのを見てただただ関心するばかりでした。彼女は今、毎日の仕事をかつて無い程に楽しくこなしているようです。
インターネットから恩恵を受けた分かり易い例です。でも、英語でコミュニケーションが出来ない僕には絶対にあり得ないストーリー。
インターネットに繋がってるだけじゃ広がらないって事です。英語がないと受けられる恩恵も限られるって事です。場合によっては人生やビジネスにとっての貴重な機会も損失するかも知れないって事です。
そんな世界がすぐ目の前にある。そんな世界がもっともっと exponential (指数関数的) に広がっていく。これって凄く大変な事だよなぁと思います。特に日本の次代を担う子供達にとっては。
それを知りながら、その世界から最大の恩恵を受けられるように子供達に道を示し能力を伸ばす機会を積極的に与えないのは大人の世代の怠慢って事になりますよね、普通に。日本の教育に目を向ければ、このままじゃいかんだろう感は少なくともある。そりゃもちろん英語が出来ないから死ぬっていう事は無いと思いますが、英語が出来ないから国が貧する、瀕死するって事は十分ありえるんじゃないでしょうか。
「すまん、悪かった、子供達よ」では済まされません。exponential な世界では結果として破壊的な格差を生んでしまいますから。
教育で国は変わる訳ですから、日本の行政には何とか頑張って貰いたいものです。世界経済を支える一要素となったインターネットの世界で成功を収めるインドは、国策として Science & Technology 教育を徹底した事があげられる理由の一つでしょうが、標準的に彼等が持っている英語力も重要な要素だと思います。
んじゃ、小学校からじゃぁ英語やりましょう!「グッモーニンエブリワん!」「これはリンゴですか?ミカンですか?」「This is an apple !!」とかやってちゃいかん訳です。何度も書きますが、インターネットの広さや exponential 具合を理解し、そこから最大の恩恵を受ける為に英語というツールが必要であるという事を実感している教育者がいないと...と思うわけです。もちろん、Science と Technology に対する知見は大前提。
それを行政に期待出来るのか...という話になってしまいますが、まぁ...言わずもがなですよね。ネット=悪とか、ネット=オタクのオモチャみたいな感じがエスタブリッシュな層の方々にはまだあるぐらいですから。いみじくも、僕の尊敬する経営者であるワタミ社長は
![]() | もう、国には頼らない。経営力が社会を変える! (NB Online book) 渡邉 美樹 by G-Tools |
こんな本を出してます。やっぱ戦略ある経営というセンスが必要なんだと思いますよ、教育にも。行政には机上の空論という意味の形骸化した戦略しかないという話もありますし。やっぱ民間なのかなぁ。
そんなこんなで、僕は将来の夢として民間として行う教育事業を掲げていたりするんですね。うん。





