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プレゼンテーションがすぐに良くなる強力な5つのハックと所感 (社長日記 -メビック編- (85))

最近すっかり英語三昧です。どういう風に浸かっているかはまた書くとして情報源として見ている英語圏ブログに面白いエントリがあったのでご紹介。いわゆる LifeHack 系なんですが、その中でも個人的にアンテナを高くはってる(つもり)の「プレゼン」に関するネタです。

5 Powerful Hacks to Immediately Improve Your Presentations

タイトル通りに即効性のある5つのメソッドが紹介されています。これをやるだけで誰でもプレゼンテーションが良くなりますよという事ですが、全部的を射てるなぁって思いました。全部を単に訳すだけでは面白くないので、各メソッドを僕なりに普段気をつけている言葉に置き換えつつ、自分なりの考えも混ぜて書いてみます。



Hack #1: Rephrase Questions (復唱+α)
When you get asked a question, spend a few seconds to rephrase the question.
そのまま訳すと「質問を貰った時、その質問を言い換える為に数秒費やしなさい」で、これは質疑応答時のテクニック。

僕も普段気をつけるようにしてるんですが、経験上、質問に対しては出来るだけ「復唱+α」が良いです。すぐに答えを喋りだすのではなく「それは○○○○○という質問ですね。はい。それはですね...」そんな風に切り返す。

意図はよく分かりませんが(...とここでは言っておきます(w))、時々あえて専門用語を入れて他の人には分かりにくい聞き方で質問をされる方がいらっしゃるんですね。

そんな質問に対してそのまま答えていたら他の人にはまったく伝わりません。質疑応答の時間は、貴重な知識や情報の飛び交う場な訳です。1対1な会話はやるべきではなく、1対nな皆で知の共有をする時間にすべきという事なんですよね。だから、分かり易く言い換えて、どんな内容についてやりとりをするのか全員で共通の理解を得てから、(もちろん)分かり易くお答えする。

実は復唱だけでも効果的です。会場が広い場合に質問者の声が小さいと、質問内容すら他の人には分からぬまま質疑応答の時間が過ぎていく事があったりします。質問者以外の聞き手にとってこれほど辛い事はありませんので、質問があれば最低限、復唱。そして可能な限り分かり易く言い換える。

you were given a few seconds to process a response.
ここも重要ですね。rephrase する事が答えるまでの時間稼ぎにもなったりします。復唱+αしながら返答の筋道を組み立てる。ほんのわずかな時間ですが予想もしていなかった質問に対しては特にありがたい時間だったりする訳です。



Hack #2: Pause, Don’t Trip (一息ついて効果的な休止)
This pause feels incredibly unnatural for the speaker, but it is usually barely noticed by the audience.
実は、プレゼン中の pause は、そんなに不自然にはうつりません。不自然どころか、むしろ効果的な休止となって、全体を強弱や抑揚のあるプレゼンとして印象づけるのに重要な要素となるものです。

緊張が極度に高まってとオドオドしたり声が震えたり変に喋りが速くなりすぎたりしてしまうプレゼンを時々目にしますが、この種の挙動は例え1秒程度しか現れなかったとしても不自然に見えてしまうものです。「あれ?緊張してる?」みたいな。すぐ気づかれます。その瞬間から話される内容ではなく、プレゼンターの挙動に注意が向いてしまう。

逆に、プレゼン中の休止はそれこそ極端な話をすると5秒ぐらいあっても全然不自然じゃありません。むしろ、次の話の展開に期待を起こさせる事にもなります。違和感を与えるどころかむしろプレゼンの内容に一気に集中して貰えるきっかけにもなりますから、一息ついて休止するタイミングを要所要所にもうけるのは良い事だと思います。




Hack #3: Write Out the Tricky Parts (メモに書き出しておく)
喋りきるのが難しい箇所や、理解して貰うのに喋る順序が凄く重要だったりする箇所、プレゼンの要となる箇所、喋りでつまずき易い等では、いくつかのセンテンスや単語をメモに書き出しておく事が重要です。

ほんとに殴り書きのメモで良いので、単語と矢印を繋いでフローチャートのように話の流れを図示してみたり、特に強調したいキーワードを羅列してみたり。これをプレゼンの時に手に持ったり胸ポケットに入れておいたり携帯電話のメモ帳で表示させたりしておきます。

で、さらさらさらーと流れるように話が出来なくなってきたなとか、頭の中に描いていた筈の話の筋が途端に崩れかけてきた時に、チラっと見るだけで状況はいっきに良くなります。

These are usually the same points you will have trouble with when presenting.

重要なのは、書き出すべきプレゼンの要となる場所、つまずき易い箇所を知る為にも練習が必要だという事ですね。練習中にたいてい同じ箇所で同じ事が起こります。それがメモとして書き出すべきかどうかの目安となります。




Hack #4: Watch Your Apologies (同情を誘う謝罪はしない&そんな気持ちを持たない)
プレゼン中に悪事を働いたなら別ですが、そうでない場合に「謝罪」という心情を持たない方が良いという話。緊張のあまりたじろいでしまい、後の批判を和らげるためにあらかじめ謝っておく...的な人間心理に陥ってしまう事がありますが、これは全く何の役にも立ちません。




Hack #5: Don’t Distract With Powerpoint (スライドではなくあなたに注意を向けさせる)
Remember that as a speaker you want the focus to be on you.
プレゼンの主役は言うまでもなく聞き手であるAudience(聴衆)な訳ですが、Audienceに集中して貰わなくちゃいけない先はスライドではなくプレゼンターという事。

時々、スライドに全てを語らせようとする方がおられます。あるいは単にスライドをプロジェクターで表示して朗読する方。これはもう論外。プレゼンが良いとか悪いとかの次元を超えて、そもそも「プレゼンテーション」の範疇にすら入ってないものです。

I can get all the information I need out of your slides, why should I pay attention to you?
そう、スライドが全てならスライドを印刷したものを渡して配布漏れが無いかを確認する10分間で終えるべき。資料の棒読みとプレゼンは違います。

プレゼンテーションでのスライドは、自分が喋る内容を聞き手の頭の中にイメージして貰い易いようにする為の補完ツールと捉えるべきなんでしょう。これをしっかり意識している人とそうでない人とのスライドには歴然とした差があります。

印象に残るプレゼンは、人間にとっての「分かり易さ」という点で抜きん出ている、「イラスト」や「写真」を効果的に使ったスライドである場合が多いです。少なくとも、「強調する」こと以外の理由でスライドの文章をそのまま読む事はしていません。


という訳で、ririan project にて記述のあったプレゼン改善ハックの5つを自分の考えも混ぜながら紹介させて貰いました。.....僕自身、常に気を使っている事ではあるのですが、まだまだ出来ていないことが多いです。質問に即答してみたり、スライドが文字だらけになってしまったり...。まだまだ意識が足りないかもな.....と自戒の意味も込めつつ書いてみました。


ちなみに僕が理想とするプレゼンは、月並みで恐縮ですが Steve Jobs のプレゼン。よく言われている事ですが、本当に上手で引き込まれるし時間がアッという間に感じられるプレゼンです。片時もスライドを見る事無く聴衆に語りかける様は、さならがショーのようですらあります。本当に素晴らしい。


それにしてもプレゼンは本当に奥が深いです。僕も今回紹介したハックのような感じで自分が心がけている事をまとめてみたいと思います。

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